VGアルカディア

ヴァンガードにおけるメメント・モリ「いつかダブクリを捲られることを忘れるな」

《ゾンネ・ブラウクリューガー》と《ブラウ》について

こんにちは、バスターです。

今回は《ブラウ》についてです。本文は続きから。

 

 

先日、各取扱店舗様に2月発売のBT『剣牙激闘』のポスターが届いたようです。その中に、いくつか興味深いカードが公開されていました。皆さんの意見でよく目にするのはシャドウパラディンの《べリアルオウル》とノヴァグラップラーの《ゾンネ・ブラウクリューガー》ですね。今回はその中から《ゾンネ・ブラウクリューガー》、そして《ブラウ》について話したいと思います。

 

・《ブラウ》

最近ヴァンガードを始めた方もいらっしゃると思いますのでまずはこちらから。起源は古く、BT第4弾『虚影神蝕』まで遡ります。「フルバウサイクル」と呼ばれる元祖連携ライドの1つであり、アタックヒット時にVスタンド出来る《シュテルン・ブラウクリューガー》を切り札としていました。

2013年に発売されたEBT『銀河の闘士』によって名称として確立し、リアガード含めてのヒット時強要を行う《ギャラクシー・ブラウクリューガー》、リアを全てスタンドさせるBR能力を持つ《モーント・ブラウクリューガー》、Vのアタックヒット時に自身をスタンドさせる《マルス・ブラウクリューガー》などの登場によって大幅な強化がなされ、一時期は大会上位にも名を連ねるほどの実力を誇りました。しかし、《獣神》、《アシュラ》、《ライザー》などノヴァグラップラーには名称が多く、他の強化の陰で置き去りにされてきてしまいました。

リアガードのスタンドを特色とするノヴァの中でひと際異彩を放つのが《ブラウ》です。Vが高いガード強要力を持つため、そこで相手の手札を削り、リアガードのラッシュで押し込むという非常に珍しいタイプの戦い方を得意としていました。バニラも存在しGBも無いため、序盤での圧力は現在でも屈指です。LB解除を置いてG3に乗れれば、それだけでゲームエンドまで持っていけるほどの実力を持っています。今回の収録カードはほとんど公開されていませんが、超越後に活躍できるリアガードが追加されれば、一気に環境に出てくる可能性もあります。

以上のことを踏まえながら、新規カードを見ていきましょう。

 

・《ゾンネ・ブラウクリューガー》

ノヴァグラップラーのGユニット。ゾンネとはドイツ語で「太陽」を意味するそうです。

アタック時にハーツが《ブラウ》ならCB1で山札からG3の《ブラウ》を1枚まで手札に加え、「LB5:手札を3枚捨て、アタック終了時に自身をGゾーンに置き、手札からG3のカードにライドしてよい」を得ます。

ヴェールの様なBRのアシストを前提としたようなデザインですね。追加効果でライドする先を自身の効果で持ってこられますので、かなり使いやすいのではないでしょうか。真っ先に思い浮かべるのは《モーント・ブラウクリューガー》から《ギャラクシー・ブラウクリューガー》へのBRです。決まればリアガードを全てスタンドでき、前列が《ブラウ》であればどれかのアタックヒットで再びVがスタンドします。リアガードのアタックも絡めたVの3回攻撃は非常に強力で、よほどのことがなければゲームエンドまで持っていけるでしょう。

また、ハーツとサーチ先に指定があるものの、ライド先には指定がありません。安定して運用するためにもG3は《ブラウ》で統一した方がいいですが、覚えておくと色々悪さが出来るかもしれません。GB2を有効化させて《メッチャバトラー ビクトール》にBRするのも面白いかも知れません。また、BRに頼らずともギャラクシーにはクロスライドもありますので、この効果でクロスライドの条件を満たしてもいいでしょう。

モーント→ギャラクシーは極めて強力なコンボですが、ギャラクシーのLB4まで視野に入れるなら一度にCB4を消費します。狙えたらラッキー、くらいの気持ちで運用した方がいいかも知れません。また、ノヴァはCCが得意なクランですので、《ドグー・メカニック》の採用もいいと思います。

 

・今のうちに集めておくといいかもしれないカードたち

前述したとおり、《ブラウ》は意外と古い名称です。なのでもし今回から組みたいという方はパーツを集める必要があります。一部ですが紹介したいと思います。

 

《モーント・ブラウクリューガー》

BRユニット。ゾンネはこのカードのために存在していると言っても過言ではないでしょう。リアを全てスタンド出来るのでブラウのみならずノヴァ全てで活躍できる可能性があります。

EBTのRRRで、これから高騰が予想されます(もうしていますかね?)。組む予定の方は、早めに集めておきましょう。

 

マルス・ブラウクリューガー》

G2ユニット。Vのアタックヒットで自身がスタンドするという特徴ある能力を持っています。

GB無し、パンプありと速攻で極めて活躍します。優秀なR要員ですし、なるべく前列を《ブラウ》で固めたいという構築の都合上4枚欲しいカードです。

EBTのRRなのでショップの在庫もまちまちでしょう。至急の確保をお勧めします。

 

《ユーピター・ブラウクリューガー》

G2のバニラ。ライド出来れば序盤でペースをつかめます。中盤以降も優秀なアタッカーとして活躍してくれますので持っていた方がいいでしょう。

EBTのRと、地味に集めにくいポジションです。頑張りましょう!

 

《ブラウクリューガー》

G2ユニット。アタックヒット時にCC1が出来ます。

序盤からCBを積極的に使用するデッキなのでユーピターと並ぶライド要員です。連携ライドも決められればパワー10000と高い防御力を誇ります。

必須という訳ではありませんが、持っていて損はないと思います。因みにSPが存在しますので、持っていれば自慢できるかもしれませんよ?

 

《モルゲンロート》

FV候補。Vのアタックヒットで山札の上3枚から《ブラウ》をサーチします。

珍しく自身のブーストやアタックを必要とせず、ただ場にいるだけで効果を発揮します。デッキの潤滑油になりますので、連携ライドを採用しない場合は現状ほぼ必須級のカードです。

性質上1枚で問題ありませんがRですので意外と見つけにくいかも知れません。

 

~最後に~

多くの方が強化を待ちわびていた《ブラウ》。独特のドイツ語読みや青を基調としたカッコいいイラストも相まって非常に人気のある名称です。

新規の方には手が出し辛いかもしれませんが、他とは違う独特の戦法をとることが出来る《ブラウ》。強化が今から楽しみです!