《オーバーロード》について

　こんにちは、バスターです。WGP東京大会を目前に控え、まさかの風邪という体たらくです。皆さんも気を付けましょう。

　今回は久しぶりに今日のカードについてです。本文は続きから。

　今回の強化の最後の目玉、オーバーロードが公開されました。アニメで見せた活躍通り、非常に強力なものとなっています。早速見ていきましょう。

・《ドラゴニック・オーバーロード”The Destiny"》

　かげろうのG3。V登場時若しくはライドフェイズ開始時にSB1でV以外のサークルのカード1枚を退却させるスキル、超越時にCB1で相手のリアガード1体を退却させ、山札の上7枚から《オーバーロード》を手札に加える能力を持っています。

　上の効果はタイミングの都合上G3に先乗りしてもも使えますので、相手のライドスキップ戦術に対しても比較的強く立ち回れます。コストがある限りターンが回ってくるたびに使用できますので単純に物量差をつけることが出来るでしょう。GBもついていませんので仮にドラクマで仕留めきれなかった時にも最低限の仕事が可能です。そしてサークル指定ですので抵抗や呪縛カードも焼き払うことが出来ます。クラン特性上あまり呪縛カードを焼くことはないと思いますが、覚えておくと良いでしょう。

　超越スキルは汎用性の高い退却能力に加え不確定ながらもサーチ能力を持っています。どんなGユニットに超越してもCB1で最大2枚分のアドバンテージを獲得できるのは強力です。同名カードもサーチ対象に含まれますので、ドラクマを狙う際にも十分活躍してくれそうです。総じて、超越してもしなくても強いユニットと言えるでしょう。

・《覇天皇竜　ドラゴニック・オーバーロード”The　Purge"》

　かげろうのGユニット。ブリーザ式Gペルソナブラストと手札からオーバーロード1枚のソウルインで相手のダメージトリガー無効で1ダメージを与える能力、GB3で相手のダメージの枚数だけドライブチェックを行う永続能力を持っています。

　起動効果はシンプルながらも非常に強力。1ダメージは1回のアタックをノーガードした状態に等しいほどのアドバンテージであり、直接ゲームを決定する力はないとはいえコストを考慮しても有り余るほどの性能を備えています。相手に6点与えればゲームに勝利できるのがヴァンガードと言うゲームです。相手に選択の余地を与えず1点与えられるのです。コストもデスティニーの効果で工面しやすいのでデッキ構築さえ間違えなければ撃つのは難しくないでしょう。

　永続能力は遂に登場した最大5ドライブです。クインテットドライブの呼称は恰好いいですね。トリガーの期待値が上がることは勿論のこと、終盤で撃てばアドバンテージの獲得にも貢献します。フィニッシュには高い要求値が取れるズィーゲンブルクやエースのVスタンドの方が良い場合もあるかと思いますが、どちらも条件やコストの都合があるためこちらの方が最適解と言うケースも少ないでしょう。そもそも別ベクトルからプレッシャーをかけられるようになったのはデッキの多様性から考えても優秀です。しかも永続能力にはハーツ指定がありませんので、起動効果を考慮しなければブレードマスターなどで使用しても面白いかもしれません。

　「オーバーロード＝Vスタンド」というイメージがありましたが、その固定概念をいい意味で打ち破ってくれました。その名に恥じることのない強力なカードでしょう。

～最後に～ 

　優秀なサポートカードも含め、今弾で大きく強化されたオーバーロード。最近はブレードマスターに立場を譲りがちでしたが、今後はその姿をよく見ることになるでしょう。

　さぁ、今週末にいよいよ発売です。皆さんは新しいデッキのイメージはすでに出来上がっているでしょうか？