WGP2016~広島会場~ 6国家支部長決定トーナメントの結果について
こんにちは、バスターです。『天舞竜神』の発売日が段々と近づいてきましたね。ワクワクが止まりません!
今回は大会の結果考察になります。本文は続きから。
10/30(日)に開催されたWGP2016~広島会場~の「6国家支部長決定トーナメント」の結果が発表されました。同じ国家のクランとしか当たらないという都合上、普段の結果とはまた違った結果を見ることが出来ます。
・ドラゴンエンパイア :かげろう
・スターゲート :リンクジョーカー
・ダークゾーン :ギアクロニクル
・メガラニカ :アクアフォース
・ズー :ネオネクタール
以上になります。それでは詳しく見ていきましょう。
お二人とも《サンクチュアリガード》を使用されています。このブログの大会記事でも何度取り上げたでしょうか。それだけの実力を持ったデッキです。
以前に比べミロンの数が減り、ブラスターの数が多くなった様に感じます。G1のばーくがるのおかげで、無理なく最初から《うぃんがる・ぶれいぶ》を誘発させられるのも大きいでしょう。序盤から無理のない連続攻撃は極めて脅威で、超越されると只々高パワーで押し切られます。
昨年登場してから猛威を振るい続けており、規制の検討カードであり続けながらずっと規制を免れてきた《サンクチュアリガード》。もしかしたら、今冬あたりで何か動きがあるかもしれません。
・ドラゴンエンパイア:かげろう
こちらもおなじみ《オーバーロード》です。使用者数やサポートカードの優秀さを顧みても、妥当な結果と言えるでしょう。《皇竜騎士 ネハーレン》を多く採用していることから、超越メインのデッキかと思われます。
最近はかげろうの退却以上のアドバンテージを獲得できるクランが台頭してきたために「トライスリーファイト」や大型の非公認大会ではあまり見かけなくなりましたが、自分のアドバンテージ獲得を得意とするクランがいない今大会では優勝候補筆頭ですね。根強いファンがいるデッキでもありますので、今後の大会も優勝候補の筆頭であり続けるでしょう。
しかし、『天舞竜神』で同国家の《なるかみ》が強化されます。次回がどんな結果になるか楽しみです。勿論、他のクランの巻き返しにも期待しましょう。
・スターゲート:リンクジョーカー
《メサイア》デッキですね。スターゲートの各クラン特性を考えると、やはり呪縛が抜きん出ている感があります。
《星輝兵 イマジナリープレーン・ドラゴン》を採用しているのが目を引きますね。コストが重いながらも複数枚の呪縛カードを形成できるので、一時的に相手の盤面を強く制圧できます。ですが《メサイア》のサポートを受けられず、また決定力もあまり高くないため、他のカードとのシナジーがないのがやや残念です。LO対策でしょうか?
やはり《黒色矮星のレディバトラー》が優秀だと感じました。ヴァンガードに依存せずパワーラインを上げられるので、デッキを問わず採用することが出来ます。対戦する場合は積極的に対処する必要がありますね。
・ダークゾーン:ギアクロニクル
《クロノジェット》です。意外にも支部長決定戦を制したのは初めてですね。
私がわざわざ語ることはありませんね。一点の容赦もない、極めて強力なデッキであると感じました。しかし、<時翔>を擁するため、1枚採用のカードにやや違いが見受けられます。
カリブムの4枚採用、アップストリームが1枚のみ、コーザリティの不採用がやや意外な点です。また、クロノジェットGをメインに据える方が多い中、元祖クロノジェットの方が多いことを見ると、使用者の方の周りには厄介なリアガードを使用する方が多く、除去の有用性が高いのかもしれません。
攻防共に隙が無く、正に主人公クランと言えるギアクロニクル。今後止めるデッキは出てくるのでしょうか。
・メガラニカ:アクアフォース
《サヴァス》です。久しぶりにみました。こちらも支部長決定戦初制覇です。
最近は《蒼波》と組み合わせたデッキが主流でしたが、優勝者は純粋なサヴァスですね。《大海の騎手 スキロス》の抵抗付与能力は一部のクランにとても有効なので、私も愛用しております。
G2以上には主に連続攻撃ユニットを採用していますのでFVに《士官候補生 アンドレイ》ではなく、《ケルピーライダー ミトロス》を採用しているのが目を引きます。サヴァスデッキではアドバンテージを取りつつ連続攻撃が可能なので優秀なのですが、今まであまり使用者が居ませんでしたので驚きました。
安定して連続攻撃が出来る、バランスの取れた構築だと思います。勝つべくして勝ったデッキではないでしょうか。
・ズー:ネオネクタール
《アーシャ》です。こちらも最近はよく見るようになりました。
最近のアーシャはサブVにマルユッカを採用し、ラウニとの組み合わせで爆発的なアドバンテージを獲得することを目的とするデッキが殆どだったのですが、優勝者は《メイデン・オブ・フラワーピストル》を採用し、同名カードを揃えるギミックを重視したような構築に思います。醒トリガーが入っていないデッキもある意味新鮮ですが、最近流行りのデッキを持ち込んだ方もいらっしゃったでしょう。素晴らしい優勝だと思います。
Gゾーンも優秀なユニットが偏りなく採用されていて、構築が上手い方だな、という印象をうけました。《メガコロニー》の妨害に気を付ければ、今後もズーを支配するクランになるでしょう。
~最後に~
「現在大会上位に残りやすいデッキが同じ国家にいない」「普段優秀な行動が相手にあまり刺さらない」など、普段とはまた違う顔を見せてくれる支部長決定戦。次は新弾発売直後ですから、大きく結果が変わる可能性がありますね。次回の熱い戦いにも、注目です!