VGアルカディア

ヴァンガードにおけるメメント・モリ「いつかダブクリを捲られることを忘れるな」

WGP仙台大会の「6国家支部長決定トーナメント」の結果についての考察

こんばんは、バスターです。勤務時間が不規則なため、こんな時間に投稿しました。

今回はWGP仙台大会で開催された「6国家支部長決定トーナメント」の結果についてです。本文は続きから。

 

 

 今大会より始まりましたトーナメントです。各国家に所属するクランのみでファイトを行い、最大5回勝利すれば晴れて支部長になれます。「俺は○○○○支部支部長なんだぜ!」と言えれば、鼻も高いでしょう!

 

さて、この大会で通常と最も異なるのが、「同国家所属のクランのみとファイトする」ということでしょう。よって、マークすべき相手が異なってきますので、デッキの選択も多少異なってくるかと思います。

以上のことを踏まえて、まずは結果から。

 

ユナイテッドサンクチュアリ:シャドウパラディン(2人)

ドラゴンエンパイア:かげろう(1人)

スターゲート:リンクジョーカー(1人)

ダークゾーン:ペイルムーン(1人)

メガラニカ:バミューダ△(2人)

ズー:メガコロニー(1人)

 

では、それぞれ簡単に見ていきましょう。

 

・ユナイテッドサンクチュアリ

細かい違いこそあれど、お二人ともシャドウパラディンの《Diablo》デッキを使用されています。デススプレイの採用枚数が多いことから、《暗黒竜 ファントム・ブラスター・Diablo》を主軸にしていることが予想されます。

基本的に超越ありきのデッキなので序盤の展開力では同クランの《撃退者》に劣りますが、ガード制限付の☆増加とVスタンドという異なるフィニッシャーを1つのデッキで抱えられるため汎用性が高いのが特徴です。特にデッキによっては、ファントム・ブラスターのアタックは脅威でしょう。

一番の激戦区ではないでしょうか。おなじみ《サンクチュアリガード》、強力なループを持つフェンリルを擁する《ジェネシス》、高い連続攻撃力と防御力を持つノキエルの《エンジェルフェザー》などがいるためです。その中での勝利なので、ただただ凄いなぁ、と感心いたします。

あまり退却を行うクランがいないので、自分のやりたいことが出来た人が勝てる国家なのかな、と思います。

 

・ドラゴンエンパイア

ユーザー数的にも実力的にも優勝候補筆頭の《かげろう》が優勝しました。強力なGガーディアンである《炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン》を擁し、攻撃もネハーレンやスフィリカルロードで万全とスキのないクランです。ロイパラと並ぶ最古参は伊達ではありません。

同国家である《むらくも》、《ぬばたま》が焼きに比較的弱いのも追い風になりましたでしょうか。《たちかぜ》、《なるかみ》も優秀ですが、ユーザーの絶対数で劣っている気がします。強化回数の都合上、しょうがないですね。

他の国家に比べ特性がはっきりと分かれているため、相性の差が出てしまったかな、という印象です。

 

・スターゲート

リアスタンドの《ノヴァグラップラー》、V特化の《ディメンジョンポリス》、呪縛の《リンクジョーカー》と、ドラエン以上に各自がやりたい放題している国家です。

ハマれば恐ろしい能力を発揮する各クランですが、トーナメントという都合上、最も安定しているリンクジョーカーが来たようなイメージです。そもそもノヴァはあまり相性がよくありませんので。

しかし前述のとおり、どのクランも高い爆発力を秘めております。次回以降は他のクランの活躍にも期待したいですね。

 

・ダークゾーン

《ペイルムーン》のハリー軸が優勝しましたが、最も驚いたのがこの国家です。この国家には現環境の最上位に位置する《ギアクロニクル》がいるためです。《ダークイレギュラーズ》や《スパイクブラザーズ》の爆発力も侮れませんが、比較的ユーザーも多かったであろうギアクロを抑えての優勝です。結果を見たときは驚きました!

さて、肝心の内容ですが、失礼を承知で申し上げます、極めて普通です。奇術でユニットを連鎖的にコールし、高パワーの連続攻撃で押し込む。シンプルにして強力な動きをひたすら行うデッキなのだろうという印象を受けました。《ペイルムーン》自体はテクニカルなデッキですが、デッキとして強い動きをただ忠実に実行したであろう結果の勝利、本当に凄いと思いました!

しかし当然ながらギアクロは強力ですし、ダクイレ、スパイクも厄介です。次回の結果が楽しみですね。

 

・メガラニ

ここも入賞者は2人です。《バミューダ△》の《PR♥ISM》と《ローリス》です。序盤から安定してプレッシャーをかけていける前者と、超越後に強力な動きをしてアドバンテージを取っていく後者。強みは違えど、どちらも強力です。

現在は妨害に強い《ナイトローゼ》が環境を支配していますが、そもそもあまり妨害をする国家ではありませんので、普段ほど強みが活きなかったかな、と感じました。

妨害が少ないということで、全クラン中最強クラスの速攻力をもつ《アクアフォース》も勝ち上がる可能性を十分に秘めています。同国家限定だからこそ、どこが勝ち上がってくるか分かりません。自分が《アクアフォース》使いという贔屓目もありますが、非常に注目しています。

 

・ズー

《メガコロニー》のダークフェイス軸ですね。フルSPに愛を感じます。

前回大会の決勝進出クランということもあり、優勝してもあまり驚かなくなりました。それほど今のメガコロニーは強力になりました。

スペリオルコールが得意な《ネオネクタール》には《無法怪神 オブティランドス》が、リアガードをパンプする《グレートネイチャー》には《暴虐怪神 ダークフェイス》が非常に刺さります。クラン相性も追い風になったのでしょう。

しかしネオネクタールも結果を残しているクランですし、コンボ色は強いですがグレネイも高いアドバンテージ獲得力を持っています。クラン特性を出し切った人が勝てる国家でしょう。1番見ごたえのある国家かもしれません。

 

 

~最後に~

初の試みである今大会。普段と違う環境でのファイトとあって、非常に興味深い内容になりました。各地区での大会が消化していくにつれて、使用クランやデッキも洗練されていくことでしょう。トライスリーファイトとはまた違う、熱い戦いに期待したいですね!