《ルアード》について
こんばんは、バスターです。
『天舞竜神』まであと3週間ほどとなりました。自分がメインで使っているクランもありますので、普段以上に期待が膨らんでいます。
そんななか、いち早く紹介された《シャドウパラディン》の新たなユニットである《ルアード》。ここでも何度か取り上げていますが、改めて考察したいと思います。
本文は続きから。
・《天空を舞う竜 ルアード》
シャドウパラディンの新規Gユニット。いわゆる「超越共鳴」ですね。
V登場時に<儀式3>達成ならばSB1とGゾーンのカードを1枚表にすることでGゾーンの表の同名カードの数だけG1をコールし、ドロップゾーンのG1のカード1枚につきコールしたユニットのパワーを+1000します。とても《シャドウパラディン》らしく、またある意味ではとても《シャドウパラディン》らしくないユニットです。
まずですが、私が個人的に超越共鳴の評価基準の1つにしているのが、「汎用性があるか=多くのデッキで採用できるか」です。そのため、私の中では《飛天の聖騎士 アルトマイル》や《嵐を統べる者 コマンダー・サヴァス》などは非常に評価が高いです。Gユニットを利用すれば誰でも超越ボーナスユニットと同じ名称を持てるため、優秀な専用サポートの恩恵を受けられるようになるためです。
その点で言うと、ルアードは好印象です。<儀式>の制約はありますが、<儀式>の達成には専用のユニットを必要としないので、ファイトの進行によって自然と達成できるでしょう。
短所としては、Gゾーンの同名カードを参照するのでGゾーンの枠を圧迫するのと、そもそものポジション争いでやや不利な点です。
現在のシャドウパラディンにおいて、初回は2種の《オーラガイザー》、フィニッシャーにはガード制限の《ファントム・ブラスター》、Vスタンドの《スペクトラル・ブラスター》が存在しています。そのため、単純なアドバンテージ要員であるルアードは主に序盤に活躍の場を求めることになりますが、初回超越時に<儀式3>を達成するのはやや難しいのではと感じます。登場時に達成していなければならないので、G3ルアードの超越スキルに頼れないのも厳しいです。
そして、上記のとおり優秀なGユニットが既にそろっています。16枚の枠の中に割って入らなければなりません。単純に考えると
Gガーディアン:4枚
シブリーズ:1枚
ファントム・ブラスター:4枚
オーラガイザー(2種):4~6枚
スペクトラルブラスター:2枚
あたりが鉄板となっています。改めて書き出すと本当に枠がないと実感します。能力の要件から少なくとも3枚は採用したいので、どのように対応するかは使用者の腕が問われるところです。
ネガティブな点を多く書いてしまいましたが、最初に申し上げた通り、非常に汎用性の高い能力を持っています。今後紹介されるであろう各種サポートユニットの如何によっては大化けする可能性を秘めております。
・《覚醒を待つ竜 ルアード》
新たな超越スキル持ちユニットです。
超越時にCB1とリアガード1体の退却でG1以下のユニットを2枚までコールできます。また、ライドフェイズ開始時に<儀式3>達成でドロップのノーマルユニットを2枚山札に戻すことでコストを支払うことなく超越できます。
超越スキルはG4ルアードと異なりG1「以下」なのでG0もコールできます。《新鋭の騎士 ダウィド》を含めてコールすれば、それだけで《ファントム・ブラスター》などのコストを調達できます。《黒翼のソードブレイカー》の誘発条件を容易に満たせるのも便利です。
超越コストを踏み倒す能力は衝撃的だったのを覚えています。ノーマルユニットを戻すことは、「自身のスキルでコールする対象を戻す」ことにもなるため、一概にデメリットにはなりません。微力ながらデッキアウト防止にも役立つでしょう。今までも、同クランの《ブラスター・ダーク"Diablo"》や、《クロノファング・タイガー》など、超越をサポートする能力を持つユニットはいましたが、そもそも「コストを踏み倒せる」ユニットはいませんでしたので、正に一線を画すユニットです。
また、どちらの効果にも名称指定がありません。どんなGユニットに超越するためにも、超越しても恩恵を受けられるのは嬉しい限りです。現在は《Diablo》が結果を残していますが、サポートユニットの多くはGB持ちのため、ルアードにライドして《Diablo》のGユニットに超越すれば、以前と同様に動けるのはいいですね。
不安な点として、シャドウパラディンには既に《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》がいるため、シシルス互換などが配られないことがほぼ確定していました。しかし、《アビサル・オウル》の登場によってライドの安定性が確保されそうです。ただ、個人的には積極的に使用しているべレヌス互換が、収録順の都合で収録されなさそうなのは残念です。『運命の歯車』で亜種の《夜に啼くギアタビー》が収録されましたので、次回の収録に期待しましょう。
~最後に~
多少以上の贔屓目もありますが、これまで幾度も考察してきました。自分の知識のなさも相まってあまり有効な考察が出来ておりませんが、とても高いポテンシャルを秘めたユニットたちです。今後の彼らの活躍に期待しましょう。